2012.09.26

迫力


 立身流棒術の特色は棒の長さ(6尺)を常に意識した操作です。遠い棒の間合からの攻撃に対して、太刀は躱しながら踏み込まねば決まらない。この間合いの攻防が棒術の形の生命です。現在、鈴木さんが棒術に取り組み中。彼はとても優しい性格です。
 今年の5月、スペインから女性剣士が立身流を学びに来日した時、剣術のパートナーを鈴木さんにしました。彼女が不安で緊張している様子が良く見えたからです。「He is the right person to your practice pertoner.」私の期待に応えて、かれはとても優しく、打太刀を務めました。女性も、すぐに普段の自分の動きを取り戻し、彼の優しさにとても感謝していました。
 しかし、彼のウイークポイントはこの優しさです。居合では私がうらやむような柔らかい動きをするのですが、剣術の場合迫力に欠ける。特に打太刀の時、相手に当たることを恐れるのか遠慮して打ち込んでいるのが見え見え。
 そこで今回、棒を学ぶのが良い機会です。迫力ある演武の為、彼は籐の棒で稽古しています。籐は軽くて、柔らかく、相当強く相手に当たっても怪我をしない。だから彼に『当たるように打て!』と言っています。しかし・・・やはり、彼の動きは緩い・・・だから、私の言葉もついつい過激になります。しかし、これから彼は少しずつ、激しく、厳しい動きを身に付けていくでしょう。
 4ヶ月後、彼が写真と同じく構えた時、敵を圧倒する迫力が伝わりますように!。
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